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２００７年０８月号（発明の進歩性のレベルについて）
2007/08/15
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特許業務法人
小野国際特許事務所メールニュース
２００７年８月号
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発明の進歩性のレベルについて
特許を受けるためには、進歩性がハードルとなります。この進歩性のレベルが低すぎると、
簡単に思いつく発明に独占権を与えることになってかえって技術進歩の妨げになりますし、
一方、進歩性のレベルが高すぎると、研究成果が特許権で保護されず、研究開発への投資
意欲の減退につながりかねませんから、適切なレベルが設定される必要があります。
進歩性のレベルに関しては様々な議論がありますが、今年の３月に特許庁の審判部から
企業や弁護士、弁理士とともに進歩性について検討した報告書が出されています。これは
技術分野毎に具体的な事例について分析されたものであり、最近の裁判所や特許庁における
判断基準が示され参考になると思われます。
（http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/kenkyukai/sinposei_kentoukai.htm）
また、外国においてもそれぞれ独自の手法で進歩性を判断しており、そのレベルも様々
だといわれています。最近では米国の連邦最高裁判所において、進歩性の判断手法に関する
判決が出され今後米国の進歩性のレベルに影響を与えると予測されています。このような
外国の進歩性に関して社団法人 日本国際知的財産保護協会から研究報告書が出されており、
こちらも参考になると思われますので興味のある方はご参照下さい。
（http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/chousa/sinpo_tyousa.htm）。
このトピックに関してご質問等がございましたら、弊所井手までお問い合わせ下さい。
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お知らせ
８月２７日（月）は旧盆の為、沖縄オフィスはお休みします。
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９月の行事： ９月 ７日（金）１３：００〜１７：００ 発明無料相談会
場所：発明協会沖縄県支部
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９月の滞在予定 ９月 ３日（月）〜９月 ７日（金）弁理士 小野 信夫
※弁理士が沖縄オフィスにいない場合でも、テレビ会議システムにて東京オフィス
の弁理士と相談することが可能です。
相談したい日にちと時間、会社名、担当者名、連絡先を記入の上、下記の
アドレスまで送信して頂くか、直接沖縄オフィスまでご連絡を下さい。
なお、メールにてご連絡を頂いた場合には、メールチェックの都合上、
翌日の返事となることがあります。
相談予約メールアドレス：okinawa@ono-pat.co.jp
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